猿猴 川に死す―つり随筆



釣魚礼讃 (中公文庫)アングラーのための 水生昆虫学釣遊記 (中公文庫)釣り魚博士食いしん坊のかくし味 (双葉文庫)完全解説・本流釣りテクニック―両手持ちで攻める超大型魚とゼロ釣法のすべてイギリスの釣り休暇 (リヴァーサイド・プレス)土方歳三波濤録新・茨城の海釣り (日本の釣りシリーズ)猿猴 川に死す―つり随筆


猿猴 川に死す―つり随筆

ジャンル:
セールスランク:709284 位
発送可能時期:通常3〜5週間以内に発送
参考価格:¥ 1,529 (税込)

ご購入前のご注意
当ウェブサイトはAmazonウェブサービスにより実現されております。 商品の取引契約および商品に関する情報は全てAmazon.co.jpの取り扱いとなります。

購入する

ウナギとアユの釣り

 雑誌『新青年』の編集長として江戸川乱歩を発掘したり、『樽』や『月長石』を紹介したことで著名な森下雨村の、釣りを題材とした随筆。1969年に関西のつり社から出たものの再刊。ちなみに猿猴とは河童のこと。
 戦前〜戦後にかけて、地元の四国でウナギやアユを釣った話が中心になっている。交通の不便な未開の地、山また山といった描写はインパクトがあり、四国はこんなところだったのかと驚かされた。川漁師や田舎の人々との交流も面白い。無骨で荒々しく、現代の人間とは明らかに異なった雰囲気を身にまとっている。
 淡々とした口調で語られており、派手さはないが楽しめる一冊であった。



岳洋社