誰を対象にしている本でしょうか?
主張は非常に良くわかります。 安定を望む依存心は捨て、充実を求める自立心を育てていこうという主張です。いまどきはコーチングなどの普及でだいぶ一般的になっている考え方と思いますが、この本が書かれた頃は先駆けとして衝撃的であったかもしれません。知っていてもなかなかできない心がまえですので、再確認のために一読の価値はあると思います。ひとつ思ったことは、この本は誰を対象にして書かれた本なのか?ということです。起業家を支援する立場の人にあてたものとしては物足りない感じがしますし、自分のことに精一杯な独立まもない起業家には現実味がうすい。企業内の部下を持つ人が対象なのかもしれませんが、「メンター」という言葉がどうも腹にすわりません。 キーワードの選択ミスで、タイトルと内容がミスマッチになっている気もします。
成功にはメンターの存在が重要
メンターとは、起業家を支える存在として、当人を支える人間のこと。いままで成功したベンチャには必ずメンタがいるといわれている。メンターの特徴は、自らの姿勢で示し、任せて、励まして、待つ。 相手の長所を賛美し、命令、要求、否定はしない。自分ならどうするかを考え、一人称主語で話すことに努める。短期的な期待をせずに、あきらめずに期待し続ける、等、示唆に富む話多々。
ダイヤモンド社
感動と共感のプレゼンテーション―10分間で経営資源を集める メンタリング・マネジメント―共感と信頼の人材育成術 起業学―事業はシンプルに考えよう SEのための価値ある「仕事の設計」学 小さな会社の社長のための問題解決マニュアル
|